高場S邸の現場は施主確認事項の多い現場なので(苦笑)、そんな時は朝7時から現場で施主打合せ。
7時から打合せしてる現場なんて一体どこにあるんだろうか・・・(笑)。
今朝は、
・玄関の木製引き戸(次世代省エネⅣ地域対応)の寸法変更確認
・それに伴い電気配線、スイッチ位置変更、照明器具変更
・ホームシアター配線ルート検討
・家具(1Pソファ)、ダイニングペンダント発注手配
・ショールームへ行く日程調整 等々・・・。朝からずいぶん内容のある打合せ・・・。
現場の方は棟梁一人でも着々と進んでいる。
ロフトからの見下ろし。手前の床がロフトの床で、左側が子ども室ゾーン。
ダイニングより+1,000mm上がっている。右のさらに下がっている床がダイニング。
ダイニングから子ども室が一段高くなり、子ども室から一段高いところにロフトがあるところが、
U邸を平屋にした感じ、と言われる所以。
床の下地の前に設備の配管も進んでいる。
こっちがキッチンの配管。
配管はヘッダーで集約されている。
長期優良住宅にすると維持管理も審査項目にあるので、ヘッダー配管は必須。
床下の断熱も終わっている。
平屋なので、床断熱にすると断熱の面積がイコール床面積になってコストアップするので、
今回は基礎断熱を採用。外周部分の基礎内側に高性能の断熱材を貼って、
床下も断熱エリアに含めている。通常は床下は換気エリア。
断熱が切れるとヒートブリッジが出来るので、外周をぐるっと一回り断熱の施工のチェックをする。
住まいの形状に合わせて仕様を考える事で、無駄なコストを省きながら、
次世代省エネ基準を満足するようにしている。
次は田彦O邸。こちらは棟梁と弟子の二人で進めているので、とにかく速い。
材料の手配を監督さんが段取りして、工場で用意して現場へ持って来るので尚更速い。
外周りはサッシや防水工事。
総2階でシカクいボリューム、2階が跳ね出しているあたりがU邸を小さくした感じと言われる所以。
ただし外壁はガルバ。サッシも屋根も板金もオールシルバー。
サッシ廻りは、
今回はシャッターサッシを使っているところがあるので、
サッシの上に庇を付けてボックスが目立たないようにしている。小さな事でも、
意外とこういう細かなところが出来映えに大きく影響してくる。
勝手口や物置の戸も付いている。
南側のサッシから勝手口までウッドデッキで連続するので、
物置も含めて使い勝手はかなり良いはず。
庇の高さは南に揃えているのでドアの上に少し隙間が出来ている。
内部では断熱材貼り。
O邸は省令準耐火の仕様なので、壁のプラスターボードを天井より上の桁まで貼り上げるため、
壁の施工を先行して進めている。
ふたつの現場とも、U邸をオリジナルとしてそこから発展させた住まいで、
それが全く同時期にすぐ近くで施工しているのが面白いところ。