引き渡し~高場T邸~

本日10時より、ひたちなか市大字高場に新築されたT邸の引き渡し。

ちょうど1年前の幡町S邸のオープンハウスへ参加して頂いたあと、4月の中旬ごろに最初のご提案書を作成したので、1年弱で引き渡しという、設計事務所の仕事としては順調に進んだという印象のT邸。外構も含めての工事完了引き渡しとなった。

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玄関。荒木で仕上げた杉板に柿渋を塗ったもの。インターホンもこれからステンレスのインターホンカバーが付くので、板張り以外は全てシルバーで統一される。

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ダイニングキッチンがこの住まいの中心。ぐるぐる回っても必ずこのDKに出てくるようにプランニングされている。南の窓をあえて掃き出しのサッシにせずに、窓台の上や階段、土間の上がり框など、至る所に座れるスペースがあるのもT邸らしさ。

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キッチンから畳敷きのリビングを見たところ。オープンハウスの時に置いてあった天童木工の低座椅子はもちろんボクの持参品なので引き渡しには入ってないが(笑)、半年くらいしたら・・・からし色の低座椅子あたりが置かれていそうだ(笑)。

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天井の高いリビング。8帖のスペースに4.5帖の畳を敷いている。棚はオープンに見えるように作られている。DKは天井を抑えているので窓は規則的に開放的にしたが、こちらは天井が高いのであえて窓は大きさも取り付け高さもランダムとしている。当然入ってくる光の大きさもランダムになるのが楽しげで、こんなところもT邸っぽいところ。

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スピーカーは施主の自作。物置までご自身で作ってしまうご実家のお父さんのDNAをしっかり引き継いでいる感じ(笑)。こうして見ると窓の配置の違いがよくわかる。リビングの窓枠を無しにしているので、こちらも枠の印象が無くなるように壁に杉板を貼っている。

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タイミング良くオープンハウス時に搬入されたダイニングの椅子。定番のUUとkuku-mukuを2脚ずつオーダー。kuku-mukuの小ぶり感がこれまたT邸っぽい(笑)。

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オールステンレスのオーダーキッチン。下は全てオープンにしている分、壁の下までステンレスが貼ってある。

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2階。子どもたちがまだ小さいので当分はこのままの使用になる。上のロフトの居心地の良さはオープンハウスでもみなさん驚かれていたところ。

本日はおめでとうございました。1年間の長い住まいづくり、本当にお疲れ様でした。まだ表札やポストの取り付けが残っていますのでしばらくお待ちください。こう君には「お手紙ありがとう」とお伝えください(笑)。久々に涙腺が壊れました(苦笑)。これからも末永いお付き合い、よろしくお願いします。

(施工:(株)オーヌキ http://www.onuki-wood.com)

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宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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