菅谷T邸-中間検査

午後から菅谷で中間検査。今時「中間検査」と言うと瑕疵担保保険の躯体検査を指す事が多いが、今日は正真正銘、建築基準法上の中間検査。中間検査とは工事がある「特定工程」まで進んだ時に行う検査で、木造住宅の場合は「屋根及び軸組工事」が完了した時に行う。

 

建築基準法上の中間検査が義務付けられるのは、市町村によってバラバラで、県央エリアで言うと、

ひたちなか市・・・2階建てかつ100㎡以上の木造住宅

水戸市・・・200㎡以上の木造住宅

その他・・・用途地域内にある150㎡以上の木造住宅

等々。なので、ひたちなか市に建てる住宅は、かなりの割合で中間検査が必要になり、他のところでは、かなりの割合で中間検査は義務付けられていない。今回の菅谷T邸は用途地域に入っており延床面積も150㎡以上あるので、那珂市でも中間検査が必要な希少な住宅になる。

 

ただし、中間検査が無いと言っても、設計事務所が工事監理をしているので、他の住宅についても図面通りに躯体が施工されているかどうかチェックしている事は言うまでも無いが、実際・・・その他大勢の工務店やらHMやらの現場がどうなっているかは、ボクの知るところではないし、ましてや大工さんが直接請け負っている場合などは・・・。

 

中間検査でチェックするのは、主に建物の配置と躯体の金物・筋交い。これが図面通りに施工されているかどうかだけなので、検査としては全然たいした事なく、「問題ないね~」でおしまい。問題あったら困るが。

 

現場の方は床暖房の施工が進んでおり、

20130321st1

ここに砕石が充填される。こりゃ暖かいわな~。寒さ知らずの冬を過ごせる事間違いないはず、と言うより・・・暑すぎるくらいじゃないか?(苦笑)。

 

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宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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