北沢S邸-引き渡し

今週末も引き渡しが1軒。本日10時より世田谷区北沢のS邸が株式会社オーヌキより引き渡された。今回は既存の住まいが非常に趣のある古い住まいだったので、アンティークテイストが好きな施主の好みもあって、いつもと違うテイストの住まいに仕上がったわけだが、これが中々良い感じに・・・。

 

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玄関まわり。高さ2450mmの木製玄関ドアの風格は中々のもの。重さは見た目ほど重くないと感じる程度。

 

2階LDK。キッチンより1段上がったところにLDがある。キッチン横の壁はボーダータイル貼り。右奥にぶら下がっているのは、解体した住まいで使われていた照明器具。明るさ以上に・・・オーラが出ている感じ。

 

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床材は栗のアンティーク加工したもので、解体した住まいの床の色を意識したセレクト。栗のフローリングは固いイメージがあったが、アンティーク加工のせいで足触りが非常に柔らかなのが意外だった。

 

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キッチンの製作は水戸の五軒町にある八木沢家具。こちらの色味も床材に合わせたもの。

 

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現しの構造材も全てアンティークテイストで塗装している。塗装するにはもったいない木だと思っていたが、実際塗装してみると、やっぱり綺麗な木に塗装すると仕上がりはさらに綺麗になる。

 

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ドアも解体した住まいのフラッシュドアを框をつけてリユースしたもの。昔の建具は高さが低かったので高さを稼ぐために框をつけて今どきの高さに。照明器具は真鍮製。こちらは新品。

 

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こちらの洋室のドアも同じ。照明器具はガラス。

 

もう一つ、元の住まいに使われていた丸桁を削って作った玄関の上がり框も、非常に綺麗な出来だったが・・・写真を忘れた・・・(苦笑)。

 

当家のご家族とは・・・、かかれこれもう7年のお付き合いになるだろうか・・・。新築住宅の設計の依頼を受け、その話しも震災で出遅れたり、ボクの方は慣れないところでの申請に時間がかかったりして、どうにかこうにか竣工を迎えられたのも、元請けのオーヌキさんや木工事をしっかりまとめてくれた地元の望月建築店さんのおかげ。長い間お疲れさまでした。そしてありがとうございました。

 

ここの住まいにはこれからもちょくちょく・・・特にうちの嫁さんがお邪魔すると思いますが(苦笑)、今後ともよろしくお願いします。庭の件も嫁の方にどんどん相談してください。それから家具が一通り入ったら、また写真を撮りに行きますので、ご連絡お願いします。本日は竣工おめでとうございます。

 

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宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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