住まいを設計する際に、クライアント側から一番要望がたくさん出てくる所がキッチン。
機能がたくさんあり、選定する器具の種類も多く、
キッチンと収納の関係、キッチンとサニタリーなどの水回りスペースとの関係など、
整理しないといけない項目が多種多様で、当然コストにも影響するので、
より慎重に計画する必要がある。
そのために、通常設計にあたってヒアリングシートをクライアントに書いて頂いているが、
加えてキッチンだけに絞ってより詳細のヒアリングシートを作成する事にした。
ヒアリングしておく項目としては器具の種類などの即物的な内容になっているが、
むしろ、重要な事はこのヒアリングシートに書ききれない、
動線やゾーニングに関する事で、そのあたりはボクが一つ一つ聞いていくしか方法は無い。
今回高場S邸を設計するにあたり、早速このヒアリングシートを使い、
どんな事を決めていく必要があるのかクリアにしながらキッチンの設計を進めていって、
今後のキッチンの設計手法を確実なものにしたい。