基礎工事と言ってもまだ捨てコン打っただけだが。
建築工事に「捨て」と付く用語は数多くあり、捨てコン、捨て型枠、捨て板金・・・、
どれも実際に仕上げに出てくる訳ではないが、寸法を正確に出したり、
雨仕舞を良くしたり・・・、建築を創る上で無くてはならない部材。
捨てコンはこれから基礎を作るために、正確に墨を出すために必ず必要になる。
捨てコン打つとおおよその建物の外形が想像出来るので、
S邸の捨てコン見たご近所の人は「一体あの家の形は???」と思うのではないだろうか(笑)。
普通、南側に出っ張りなんて無いので。
S邸の敷地は南側隣地に結構大きな2階建ての住宅が建っており、
南側の出っ張りがあっても無くても南側隣地からの影の影響が大きいため、
逆にその影の影響範囲に建物の一部を置くことで、敷地を有効活用し、
S邸の外観の特徴も形成している。