今までも何度かリフォームの仕事を依頼された事はあったのだが、

本格的に外観まで含めたリフォームは今回が初めてになる。

場所は那珂市、旧瓜連の静駅近く。

 

既存建屋は木造平家建て、瓦葺き(寄棟)で約40坪。外観はこんな感じ。

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外観を一新する事が施主の第一希望というのも・・・、

非常に失礼だが・・・分かる気がする(苦笑)。

 

屋根の軒高が高すぎて、サッシの上端と軒の間が間延びしており、

外観が腰高に見えてしまっている。

平家には平家なりのプロポーション、デザインがあるのだが、

昔は屋根は大きく高い方が、家が立派に見えるという固定された価値観があったので、

違和感を感じるプロポーションになっている。

 この改修ではどうやって平家らしいプロポーションにするか、というのが最大課題。

 

これが今回提案した外観。

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屋根の葺き替えをしたい、との要望だったので、ガルバの横葺きに葺き替え。

既存は南側に玄関の屋根だけが飛び出しているが、提案ではそれよりさらに南側に増築し、

その部分の屋根は既存の屋根を葺き下ろす形で軒先を可能な限り下げている。

ただし、屋根をガルバにしても、軒の出を今より大きく出す訳にもいかないので、

外壁を黒っぽくして軒の陰影が深く見えるように。

 

プランとしては、南側に増築すると、既存の柱とは関係なく南側を開放的に出来るので、

明るいリビング・ダイニングにすることが可能になる。

その分、奥はトップライトで明るくしたり、薪ストーブを配置して暖かくしたりしている。

 

屋根を葺き替えたり、外壁を貼り替えたりするだけでも、

既存の外観を一新する事にはなるが、どうせそこまでするなら、

その住宅に一番なじむデザイン、プロポーションにしていきたい。