午後からは実施設計を担当するスタッフを連れて美原の現地へ。
実施設計用の配置図を書くために現地を調査。調査項目としては、
・道路、隣地境界杭の確認(道路のセットバックの有無、セットバック内の障害物の有無)
・敷地高低差、設計GLの確認(BMの設定、設計GL=BM+ mm)
・建物の配置、空き寸法(隣地との離れ寸法)
・水道メーターの位置確認(新規/既設、車タイヤとの干渉確認)
・汚水雑排水流末処理確認(公共下水/都市下水/浄化槽、流出先の有無、排水勾配確認)
・雨水処理の確認(浸透枡、オーバーフロー放流先の有無)
・駐車場の位置確認(枡、浄化槽の干渉確認)
・解体計画の確認(塀、樹木、建物)
・解体後の整地造成レベルの確認
などなど・・・。
今回は既存建屋が敷地内に残っているので調査項目が多岐にわたり、
しっかり設計図書に反映しないと見積から抜けることになるため要注意。
既設の水道メーターと汚水の最終枡。
枡の蓋も量水器の蓋もボロボロになっているので、
図面には交換するように記載することにする。
その他、隣地や前面道路とのレベル差は現状は全く無いが、
隣地が接する道路が、その隣地よりもレベルが上がっているため、
将来隣地に住宅が建つと隣地の地盤レベルは必ず上がる事が想定でき、
そうなると相対的にN邸の地盤が低く見える事になるので、
そのあたりをどこまで見込んで設計するか、悩ましいところ。