昨日・一昨日の二日掛かりで、ひたちなか市・稲田に建築中のK邸の建て方を行った。

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一日目は構造フレーム。こちらは予定通り無事構造垂木まで完了。そして二日目では屋根下地がメイン。

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本来は防水用のルーフィングまで行きたかったところだが、何しろ43坪の平屋で、しかも平面形状はコの字型、屋根形状も可能な限りシンプルな設計にしているが、それでも屋根の作業量としては佐和I邸以来のボリュームなので、ルーフィングまで行けるかどうか微妙か、と考えていたが、やはりルーフィングまで行かず。とりあえず雨をしのぐために、この後、ブルーシートを掛けて終了。

その屋根下地、どうしてそんなに時間がかかるのかと言うと、屋根の断面構成がこれでもかというくらい重装備な設計にしているから。その構成が次の写真。

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通常は「桁」の上の「垂木」と「野地板」の上にルーフィング+ガルバ。「断熱材」は天井の上に載せる天井断熱方式にするが、ボクの事務所では内部空間を最大限活用するため屋根断熱を標準的に設計している。そのために、構造用合板の上に「断熱材」を貼り、断熱材の上に「通気層」を確保するため、構造用の垂木の上にもう一本、「通気用の垂木」を打って、最後、一番上の野地板は、耐久性・耐熱性を考慮して「杉のザラ板」を貼り、ようやくこの上にルーフィングを貼る事になる。ここまで重装備の屋根の仕様は県内中見渡してもボクの事務所だけのはず。当然その分費用はかかるが、ここはどうしても・・・ボクとしては・・・削れない費用。これをからないと、ロフトが暑いし、雨の音もスゴイことになる減額のために削減したことは一切ない部分になっている。写真をよーーく見ると、通気層の奥の方にかすかに光が見えると思う。これが通気層がちゃんと確保出来ている証拠。

設計事務所の仕事というと、デザインなどの華やかな部分を見られがちだが、ボクの仕事の大半はこうした住まいの性能に関することで、コストバランスを考えながら、いかに長く快適に住んでもらえ、ずっと愛着を持ち続けてもらえるようにするにはどうしたらいいかと、日々考え続けることになる。

今日は先勝、午前中が吉日なので・・・本日は上棟おめでとうございました。

 

(施工:(株)大貫工務店)

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