船場H邸~竣工写真撮影(外観編)~

引き渡し前日の10/29に船場H邸の竣工写真を撮影して頂いた。撮影は永井写真事務所さん。

通常、外観を撮影するのに、いくつもの方向から撮影出来る事はあまりないが、H邸は全方向遠景から撮影可能で、そのために方形屋根にしているので、今回の撮影は午前、午後、夜間の3回行った。

外観1。南方向は午前中に撮影。この時の空は快晴だったが。

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外観2。北方向の撮影は午後だったのでどんよりとした空。

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北側から見ると、屋根の軒の出が短い分、少し腰高に見えるだろうとの判断で、軒が短い方向には板塀を回している。

外観3。

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外観4。

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平面形状が正方形なので、真南から住まいを見ると、

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正方形の対角線が真南を向いており、しかも南の角に大きな窓があるのがよくわかる。そのため、真冬でも可照日照時間は相当長い。

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フルオープンのサッシを使って、ウッドデッキと内部の連続性を高めている。今になって見ると・・・このウッドデッキに家族みんなで腰掛けてもらって「ハイポーズ」してもらいたかったなぁ。南側の軒の出は1,800mm。そして、

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北側の軒の出は900mm。屋根全体としては、南半分を屋根勾配2.5寸で軒の出1800mmにして、北半分の屋根勾配は南側の2倍の5寸、軒の出は南側の0.5倍の900mmにすることで、勾配が違う屋根が連続しているにもかかわらず、四周の軒天が水平に繋がるという、幾何学形態が成立している。普通は図面を作るのは簡単でも現場は大変なものだが、ここは図面を作るうのも大変だったので、現場の苦労は相当だったはず。

そして夜景。

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南側は畑なので板塀も無く、夜になっても少しくらい開放していても大丈夫なほど。

幹線道路からも非常に視認性の良いところに建築されているので、とにかく毎日のように敷地の前を・・・スローダウンした車が通るらしいが、そういった不特定多数からの視線を守るためにも、道路方向の板塀が有効に働いている。

内観編は後ほど・・・。

(施工:(株)オーヌキ)

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宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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