木製玄関ドア

先週末、躯体検査に合格した元山町の現場では、ちょうど今日から床材を貼っている。

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杉の床材に柿渋で仕上げる予定。他には木製の玄関ドア枠を棟梁が作っているところ。

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オーヌキさんの加工場で製材して、さらに現場の棟梁が加工して仕上げる。

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写真の上が外部側になる。戸当たりを縦枠で兼用する事で、見た目もすっきりさせて強度も上げている。木製ドアは結構重いので。下側を細く削っているのは、他の内部の木製建具枠の見付寸法と揃えるため。

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今回はランマ付き。ドアの上側にくる枠も外側からは戸当たりに、内側の見付は揃えるために枠をナナメにカットする。そうしないとドアのクローザーが使いので。枠の見付を揃えながら、強度やガラス・ドアの取り付けなども考えて寸法を決めている。後は気密性を高めるためにドアの当たるところにはパッキンも必要だし、ドアの足下の枠にはステンレスを加工して水が入らないような形状にする。

今時は既製品のドアが主流だが、こうして住まいの顔になる玄関ドアを腕の良い職人さんたちに製作してもらえる家族は幸せだと思う。当然その分良いお値段になるが(苦笑)。ただし、今のところ、玄関を引き戸にする場合は既製品にしないと気密性が確保出来ないのが今後の課題。

(施工:(株)オーヌキ)

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宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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