地松のフローリング

今月いっぱいの木工事完了目指して、大工さんたちの作業が佳境の佐和I邸。よーーーーーーーーーやくフローリングが貼られている。I邸のフローリングは初採用の地松のフローリング。

DSCN9712_438

色味としては同じ松系の、いわゆるパインのフローリングと似た感じだが、塗装前はパインより白っぽいが、軽く塗装した後は濡れた程度に色も濃くなり、そして時間が経ってくると飴色に艶も出てきて味が出てくるはず。床材は、杉や松などの針葉樹系と、ナラやサクラ、タモなどの広葉樹系に分かれるが、個人的には針葉樹系の一枚板の床材が好み。国産材という事も好きな理由の一つ。

縁を辿れば・・・今年の春に竣工した、栃木県さくら市のO邸に納材された杉の床材の品質がとても良く、その床材を納材してもらった那須町の益子林業さんイチ押しの地松の床材。たしか・・・発注は上小節だったはずだが・・・節はどこに???というくらい綺麗な床材。ボクが橋渡しをしたこともあり、万が一品質がイマイチだったら・・・と不安もあったが、これなら施主に満足して頂けるはず。

足触りとしては当然杉より硬く、檜よりは柔らかいので、傷も付きにくく硬すぎないのが良いところ。インテリアとしては、杉や檜よりパインと似ている事もあって、北欧っぽい家具との相性も良いと思う。国産材のくせに和風っぽさが無いところ良いところ(笑)。

ただ、残念なのは、最近は栃木でも床材に出来る松は取れないらしく、もっぱら岩手県が主要生産地になっているらしい。とは言え正真正銘の国産材。

敷地内にある納屋兼休憩所にはダイニングのペンダントが納品されている。

DSCN9714_439

施主知り合いのガラス作家さんにスペシャルオーダーしたペンダントで、直径130mmとちょっと小振りサイズ。ダイニングテーブルが大きめなのでこのペンダントを4つ、455mm間隔で設置する。休憩所のテーブルには3つしか並べられなかったが、いま設定している455mm間隔で4つの設置ならダイニングの部屋の大きさにも、ダイニングテーブルにもジャストサイズになると思う。最近は、照明の光源は小さめの方が綺麗だなーと思っていたところなので。

(施工:鴨志田建築)

コメント:

About Me

宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

Recent Posts

カテゴリー