3月11日から3週間が経過し、
地震直後に必要だった「応急危険度判定」から、
今後はより詳細な「被災度区分判定」段階に入り、
さらに震災建築物を恒久的に再使用するために復旧していくことになる。
今日はその技術講習会が青柳の建設技術研修センターで、
(財)茨城県建築士事務所協会主催で行われた。
講習会のアナウンスが今週月曜日にfaxで事務所へ届き、
翌日に申し込んだ時には「200人、もう定員オーバーです」と・・・。
結局申し込みが重複していたりで参加可能になったが、
この講習会の必要性の高さが現れていた。参加事務所は県内全域。
この講習会に参加すると「復旧技術者名簿」に掲載されるので、
もちろんビジネスのために参加する人もいるはずだが、
「復旧するには?期間は?金額は?」などという相談に、建築士として、
出来るだけ正確に、社会のために、困っている人のために役に立ちたい、
そんな思いで参加している人が多いはず(と思いたい)。
今後はこの講習会でのテキストをベースに必要に応じて、
個別に被災度判定と復旧方針策定を行っていきます。
判定表は木造でA4版6枚、鉄骨造でA4版4枚ありますが、
ボクが設計監理した住まいはもちろん無料で作成します。
対応可能な棟数は週に3~4棟だと思うので、
時間が掛かりますが必ず伺います。
そして最終的には、この判定によって明らかになる、
今の木造住宅の構造的な弱点を理解し、
今後の設計に活かしていければと考えています。