高場Y邸-外部木部の検討

Y邸の玄関ポーチには木部を現しにしているところがあるが、

エースホームさんの場合、標準仕様が集成材+ピン工法なので、

どうしても外部に木部を現す場合、難しいところが出てくる。

20110607y

事前に柱は集成材から無垢材に変更してもらったが、

問題は・・・、

1.梁。ここを集成材のままでは、いくら塗装してもさすがに不安。

2.それから見えてくる金物をどう隠すか。

3.外壁の面と梁の面に段差があるので、屋根の軒天につける専用の通気見切材も、

梁との間に隙間が出来るのでどう埋めるか。

 

この3点を解決するために、現場の大工さんと相談した結果、

梁を含めて板貼りにしようということになった。

見え方も木部の印象を減らさずにすむのと、大工さんも外壁材を貼るよりは、

板貼りの方が現場での作業もしやすい。

元々、柱も含めて塗装はするので、板貼りでもOK。

幸いポーチの屋根部分で外壁部分ではないので、法規的に防火上も問題ない。

あと、柱に出てくる金物の頭だけは見えてくるので、

ここだけは木で埋めてもらうしかないが、箇所数が少ないので手間はかからないはず。

これでやっと懸案の課題も解決出来たと思う。

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宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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