Y邸の玄関ポーチには木部を現しにしているところがあるが、
エースホームさんの場合、標準仕様が集成材+ピン工法なので、
どうしても外部に木部を現す場合、難しいところが出てくる。
事前に柱は集成材から無垢材に変更してもらったが、
問題は・・・、
1.梁。ここを集成材のままでは、いくら塗装してもさすがに不安。
2.それから見えてくる金物をどう隠すか。
3.外壁の面と梁の面に段差があるので、屋根の軒天につける専用の通気見切材も、
梁との間に隙間が出来るのでどう埋めるか。
この3点を解決するために、現場の大工さんと相談した結果、
梁を含めて板貼りにしようということになった。
見え方も木部の印象を減らさずにすむのと、大工さんも外壁材を貼るよりは、
板貼りの方が現場での作業もしやすい。
元々、柱も含めて塗装はするので、板貼りでもOK。
幸いポーチの屋根部分で外壁部分ではないので、法規的に防火上も問題ない。
あと、柱に出てくる金物の頭だけは見えてくるので、
ここだけは木で埋めてもらうしかないが、箇所数が少ないので手間はかからないはず。
これでやっと懸案の課題も解決出来たと思う。