札幌T邸~着工~杭工事~

先週金曜日7/10に、札幌市版次世代省エネ住宅に関する補助金交付決定が出たので、いよいよ今週から札幌の現場が動き出した。早速今週月曜日7/13、予定通り地盤改良工事を行った。

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地盤改良工事と言っても・・・建築地のある手稲区はなかなか地盤の良くないところらしく、これはもう杭工事。

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H型断面の既成コンクリート杭を使っている。なぜこんな杭を使用するかというと・・・、北海道の住宅を設計して見積が出てきて感じたことは、意外に断熱関係のアップグレード分などは思ったほど金額が上がらず、代わりに基礎工事の費用がかかっている。何しろ、凍結深度が地盤下60センチなので、基礎の深さをそこまで下げないといけない。通常、いま設計しているボクの住宅の場合、ベタ基礎下端レベルは地盤下13センチ。当然ベタ基礎ではなく布基礎になるため、必要な地耐力も50kN以上必要になり、そうなってくると、地盤改良しないとまず無理。さらにこのへんの地盤状況で、このような改良工事になってくる。改良工事費用は、いつもの改良工事費用のざっと2倍くらい。

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この杭を大型の重機で打ち込んでいく。

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日付が変わって火曜日7/14。基礎工事に着手。

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まずは床掘り。布基礎なので壁のあるところだけ掘っていく。

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基礎の底盤高さに合わせて杭頭をカット。

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凍結深度が確保出来ているか確認。

順調に進めば週明けには配筋検査の予定。

(施工:拓友建設(株))

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宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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