T邸のバルコニー手摺が完成した。
今回初採用の、内側のアルミ手摺の外側に杉板を貼ったもの。
アルミ製だと味気ない手摺にしかならないので、
木製やステンレス製の手摺を製作することが多かったが、
今回は全長がかなり長いので、よりしっかりさせるため、アルミと木の手摺とした。
外からだとアルミ手摺は全く感じられず、全て木製の手摺に見える。
2階のバルコニーからは当然アルミ手摺が見えてくるが、それも特に違和感なく納まった。
木の表情はいくらでもバリエーションが考えられるので、
アルミ手摺と木の取り付け方法を標準ディテール化しておけば良い事になる。
なんせ手摺ならいくら木を使ったところで防火性能にも影響しないし、
外壁でもないので耐久性もそれほどナーバスになる必要もない。
その割に、外観上はかなり木のテクスチャーが際立ってくる。
この手摺はこれからのヘビーローテーション入り。