今月いっぱいで大工工事の仕上げを目標に、先週あたりから急ピッチで工事が進んでいるS邸。
外壁の杉板材が貼り終わり、今は押し縁を付けているところ。
通常の縦貼りだけの板貼りより陰影が出るのが良く、板材の反り防止にも役立つ。
ネックは見ての通り、大工さん二人掛かりで一本一本長さを測りながら釘打ちしているので、
手間は半端無くかかる仕事。この上からさらに塗装をする事になる。
昨日のうちに窓の上の庇も取り付け完了。
まだ白い養生シートが貼られたままなので解らないが、オールステンレス製。
作ってもらったのはいつもの笠間のステンレス屋さん。
取り付け部など見ると、
ステンレスの金属感が痺れるカッコ良さ。早くシートを外した全貌を見てみたくなる出来映えになっている。
強度的にも庇の上に相当の荷重がかかってもビクともしない。
心をこめた手作りの仕事は、既製品に無い質感や出来映えの良さがあるので、
設計事務所の仕事には欠かせない要素だと思う。