高場S邸-応援要請

午後から瓜連H邸に行く用事があったので、その足で高場S邸の現場へ。

行ってみるといつも通り大工さんが一人黙々と作業中。

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造作材にシャクリ(角がL型になっているところ)を入れて、丁寧に鉋で削って仕上げている。

今どきの住宅の現場では、鉋屑を見かけなくなったらしいが、

職人さんが心を込めて一丁一丁加工して出来た造作材は、出来映えが違う。

 

ただし、それは非常に良いことではあるが、工期を間に合わせる事が大前提。

今回も長期優良住宅の補助金をもらっているので、

来年1月末の実績報告の期限を考えると、遅くとも完了検査は1月20日まで。

そうなると、正月を入れてもあと残り2ヶ月・・・。

大工さんが抜けてから仕上がるまで1ヶ月はかかるので、逆算すると大工さんがあと1ヶ月で抜けないといけない。

ここの現場は外壁も3面板貼りなので・・・、どう見ても今の状況では完成しない・・・。

 

それは現場の大工さんも良くわかっており、元請け会社の山森さんには増員をお願いしているが、

こういう状況ではボクからお願いするのが一番効くので、その場で監督さんに電話して、

応援の大工さんを要請する。いちおう、山森さんも応援の大工さんは既に手配しているとの事であるが、

たぶん、聞いた人数でも、相当厳しい・・・。

手遅れになる前になんとかしないといけないので、来週からここの現場には週2回行くようにしたい。

 

高場に行く前に久しぶりに瓜連H邸へ。薪ストーブの前の玄関框が熱で熱くなると連絡が来たので、

框のカバーを製作して納品した。

20111117uh

ステンレスの加工ならいつも製作をお願いしているステンレス屋さんがいるので、

手書きのスケッチを描いて渡すだけで、とても手作りには見えない美しいステンレス製品の出来上がり。

カバーは置いてあるだけなので、シーズンオフには片付けておける。

 

ただ一点心配なのが、熱を伝えないために中が空洞なので、踏みつけると曲がってしまう事。

子どもたちに踏みつけられなければ良いが(笑)。

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宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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