高場S邸の外壁材は板貼りをメインとして、一面のみ屋根と同材のガルバリウム鋼板、
そして他に一部押出成形セメント板という、一般的にはあまり聞き慣れない外壁材を予定している。
色々と柄の入った商品もあるが、設計屋として使いたい気にさせられるのはフラットなモノ。
見た目のイメージはフラットなサイディングに似ているが窯業系のサイディングより基材が固いので、
嵌合部に見えてくる端部がよりシャープに見える。
そのラムダを使う壁が右に見える低く独立した壁。
屋根から連続して右端の袖壁がシルバーのガルバでつながり、
その屋根の下の外壁が板貼りになる。非常に明快な構成となっている。
当初からこの独立壁には遊び的な要素も加わり、外壁材を再検討していたが、
最終的には当初のラムダで決定。