門井O邸の外壁塗装が、板貼り部分を残して終了している。

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外壁はサイディング下地にリシン吹き付け。サイディングの場合、塗装済みのサイディングを使用する事が、世間一般、現在の住宅では圧倒的に多いが、その理由は単純明快で、施工にバラツキが無い事。サイディングの品質も均一だし、施工精度も一定確保出来る。その上、施工費もピンからキリまであるので、コストの条件によって対応しやすい。要するに扱いやすい外壁材、という事になる。

 

デメリットはデザインで、折角均一な品質を持っているにもかかわらず、それを活かしたフラットなサイディングは非常に少なく、やれタイル調だ、木目調だ、しまいにコンクリート打ち放し調だと、デザインバリエーションが非常に・・・豊富。サイディングはサイディングらしい表情を持っている方がボクの好みには合っている。

 

今回の外壁のサイディングにあえて吹き付けで塗装しているのは、その均一さ、平滑さを無くすため。住まい全体のテイストとして、いつもよりナチュラルな住まいを目指しているので、壁や床には、手触りがツルっとしている材料、表情はNG、となる。そういう意味で、サイディングに塗装、部分的に板貼りの外壁となった。

 

これから板貼り部分に少し赤みのかかった塗装をして、濃い茶の吹き付けとコントラストをつけていく。

 

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