来週の完了検査を控え、田彦O邸は足場が解体された。
昨日とはうって変わってすっきりと晴れ上がった青空に、すっきりとしたボクシーな外観が映えて見える。
通常の3mモノのガルバと違い、倍の6mモノのガルバを使っているので、その分つなぎの水切りがなく、
よりすっきりと見えるはず。これは高さを必要最小限に抑え、
全体を6mモノで納まるようにした事で成立している。
高さを抑える、と言う事は簡単だが、木構造の梁断面寸法と室内の天井高さ、
天井懐寸法、梁の現し部の寸法など、調整する事は意外と多い。
もちろん、6mモノにすれば外壁材の単価も上がるので、金額調整も必要。
内部はクロスの残りも貼り終わり、
造作の収納も完了している。
リビングからキッチンまで連続するこの収納を、よりすっきり連続して見えるようにするため、
収納上部の木の枠だけ連続させ、各々の収納部の縦に本来入るはずの木の枠を無くしている。
こういう細かなところの積み重ねが、完成度の違いに現れてくる。