旧友部町の小原に建つO邸。
プランが決まったので、設計監理契約を結んで頂いた。
小原O邸はコンパクトな平屋の住まい。
今回は珍しく、模型の写真を取り忘れなかった(苦笑)。
敷地は大きいが建てられるエリアが限られているため、
ほとんど軒を出さずに、四角いボリュームにしている。
窪んでいるところが中庭。
この窪みがあることで、庭の空気を住まいの中に引き込み、
窪みのまわりにリビングやダイニングを設えることで、
ひとつながりの連続した空間でありながら、
居心地の良いスペースが生まれるはず。
またこの窪み自体は昔の縁側の役割もしてくれる。
構造的にはこの窪みに合わせて耐力壁のラインを設定して、
耐震等級3(基準法の1.5倍)を確保している。
パース。
外壁はモルタルにリシン。窪みを強調するように部分的に板貼りにしている。
色もコントラストがはっきり出るようにダークブラウン系にして、
色のイメージとしては千波山H邸っぽく。
コンパクトな平屋の住まいなので、設えかたを工夫して、
小さくても住みやすくて楽しい住まいにしていきたい。