梅雨時なので屋根のルーフィングまで早めに終わればいいなーと考えながら現場に行くと、
ルーフィングまで終わっている。破風板も付いて一気に屋根の表情が現れてきた。
40坪オーバーの平屋の住まいは、さすがに威風堂々とした佇まいで、
角度を変えると見え方もずいぶん変化するのが面白い。
平屋の外観は屋根で決まると言っても言い過ぎでないくらい、
屋根のプロポーションは重要なので、
こうしてみると、なにか・・・いつも同じ片流れに見えるが(苦笑)、
実はその都度住まいごとに、軒高を調整したり、屋根勾配を変えたり、
軒の出の寸法、破風板の見付け寸法、屋根と壁面ボリュームとの関係等々・・・、
微妙な寸法調整を繰り返して、寸法を決定している。
では、どういう要領で屋根を決めているかと言うと・・・、
全て感覚的なもので、こればかりは論理的に説明出来ない。
いくら合理的で使い易いプランになっていても、最後はやはり・・・カッコ良く。
いくら長期優良住宅の申請をして、長持ちする住まいの仕様になっていても、
結局、自分の住まいに対する愛着が長持ちするかどうかが、
住まいの寿命を決めているんだと思う。