美原N邸の1階は和室を除いて全て土足で使うエリア。
土足と言っても仕上げはモルタルではなく、杉の厚板。今日は朝からその床板を貼っている。
赤身がすごく綺麗で、土足で使うのが勿体ないくらい。内部に入ると杉の良い香りが漂っている。
土足なので、もちろん塗装はするが色はつけずクリア塗装。赤身がさらに増してくるはず。
床板も含めてメンテナンスを可能にするため、本実加工ではなく相ジャクリにしてある。
このままだと板が反って浮いてくるので、表から丸釘を打って固定。
床下のメンテ時には板ごと外してメンテ可能で、リアル監督さん考案の力作。
無垢の床板を土足で使えば、表面はすぐに傷だらけになったり汚れたりするが、
これだけの厚板ならば、削ったりペーパーかけたりしながら、使っていくほどに風合いが出てくるはずで、
たぶん何年後かにこの床板を見れば、どれだけこの住まいが家族から大事にされているか、
誰の目にもすぐわかるはず。