久しぶりに、湯崎M邸以来の旧友部での仕事。
友部小西側に新しく出来た広い道路から、少し入ったところの静かな住宅地の中に建つ、
4人家族が住むのにちょうど良い大きさの住まい。
無駄なスペースをそぎ落とし、
数字的な「広さ」よりも、視覚的・感覚的な「広がり」を優先した、
ちょうど良い大きさの住まいとなるはず。
プランニングの前に頂いたヒアリングシートには、
必要な部屋名があるくらいで、施主からの具体的なイメージはほとんど無し・・・。
1年前からオープンハウスを見ていただいていたので、
全く無いはずは無いのだが、あえて何も書かず、
ボクからの提案を期待したい、とのこと。
では・・・、ということで、思いっきり直球勝負(笑)。
今回の提案のメインは外観よりも、むしろ暮らし方、住まい方そのものの提案だったので、
ここまで受け入れてもらえるか?と、ボクにも不安はあったが、
少しづつ、具体的な事例、類似の住まいなどを説明しながら、
「むしろこういう住まい方が出来る家って良いかも」というところまで、
さすがに初めはかなり驚かれたようだったが・・・、
住まい方に対する認識を、打合せの中で方向転換してもらえた様子。
第一回目の提案のあとに、プラン、外観ともに若干の修正を加えてすり合わせを行い、
ほぼ方向性が見えてきた感じ。
後から聞いた話しでは・・・、
「外壁は白い壁もいいし、板貼りも捨てがたい」と考えていた、とか、
「実はうちのミニは緑色」とか、ストライクゾーンのど真ん中だったらしい(笑)。
1階部分は普通の住まいよりもパブリックな使い方になるので、
完成後が楽しみな住まいになりそう。