美原N邸-土間で暮らす住まい

久しぶりに、湯崎M邸以来の旧友部での仕事。

友部小西側に新しく出来た広い道路から、少し入ったところの静かな住宅地の中に建つ、

4人家族が住むのにちょうど良い大きさの住まい。

無駄なスペースをそぎ落とし、

数字的な「広さ」よりも、視覚的・感覚的な「広がり」を優先した、

ちょうど良い大きさの住まいとなるはず。

 

プランニングの前に頂いたヒアリングシートには、

必要な部屋名があるくらいで、施主からの具体的なイメージはほとんど無し・・・。

1年前からオープンハウスを見ていただいていたので、

全く無いはずは無いのだが、あえて何も書かず、

ボクからの提案を期待したい、とのこと。

 

では・・・、ということで、思いっきり直球勝負(笑)。

mihara520.JPG  

今回の提案のメインは外観よりも、むしろ暮らし方、住まい方そのものの提案だったので、

ここまで受け入れてもらえるか?と、ボクにも不安はあったが、

少しづつ、具体的な事例、類似の住まいなどを説明しながら、

「むしろこういう住まい方が出来る家って良いかも」というところまで、

さすがに初めはかなり驚かれたようだったが・・・、

住まい方に対する認識を、打合せの中で方向転換してもらえた様子。

 

第一回目の提案のあとに、プラン、外観ともに若干の修正を加えてすり合わせを行い、

ほぼ方向性が見えてきた感じ。

 

後から聞いた話しでは・・・、

「外壁は白い壁もいいし、板貼りも捨てがたい」と考えていた、とか、

「実はうちのミニは緑色」とか、ストライクゾーンのど真ん中だったらしい(笑)。

 

1階部分は普通の住まいよりもパブリックな使い方になるので、

完成後が楽しみな住まいになりそう。

 

 

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About Me

宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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