佐和I邸~屋根下地~

毎日猛暑が続く中、現場では大工さんたちが、組み上がった躯体を雨に濡らさないようにと、屋根下地を作業中・・・。

いま、ボクの事務所の標準的な屋根の構成としては、屋根を支える垂木の上に野地板として12mmの構造用合板を貼り、その上にネオマフォームという熱伝導率0.020の高性能の断熱材を敷き込み、通気用の隙間を空けてさらに杉板を野地板として貼っている。ここまできてようやく防水用のアスファルトルーフィングが貼られる。

屋根のガルバの下はこんな重装備にしているおかげで、当然ながらコストアップにはなってしまっているが、屋根を外断熱とすることで断熱性能も確保して、野地板を二重にする事で耐久性も向上させている。特に平屋の住まいの設計依頼が多いので、屋根の断熱性能を重視している。

ただし、施工性は意外に良くて、天井の中にグラスウールを敷き込むよりは、屋根の上から断熱材を載せていけるので、手間もかからず、通常であれば上棟時にここまで行ってしまえるくらい。上棟時にルーフィングまで行けると、雨の心配もしなくて済むので、現場としても安心のはず。

現場の様子を道路から見ると、

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アプローチから見るとごく普通の平屋。

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やっぱりここから見ると・・・だいぶ大きな平屋に見えてくる。

(施工:鴨志田建築)

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宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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