東海村に建築中のH邸は本日上棟した。
平面の形状が6間×6間の正方形となっているので、屋根の形状も当然ながら本来は正方形の方形屋根になるが・・・、南東側と南西側の軒を6尺(1800mm)、北東側と北西側を3尺(900mm)にしたため、そしてその軒の出をより強調するため、隅木(屋根の尾根線にあるナナメ部分の部材)を北方向に振ったことにより、屋根勾配が2寸5分と5寸という2種類の勾配を持つ住まいとなった。
これによって、屋根の天辺部分の隅木が集まる部分は、
本来ならそれぞれ90度で交差するはずが・・・一応左右対称にはなっているものの、いかにも加工が難しそうな形状になっている。
一番大きな隅木の軒方向は、
LDKに大きく架かっているので断面も大きくなっている。隅木の下端に掘ってある溝はライティングレールを埋め込むための溝。
一部小ぶりのスキップフロアもつくり、屋根形状と内部空間が整合するようになっている。
本日はおめでとうございました。
(施工:(株)オーヌキ)