先週撮影した瓜連H邸の竣工写真の一部を公開します。
南側外観。
当日は曇り空だったため、内部の撮影はしやすかったが、
外壁が白いH邸にとっては空と外壁の差がないので、
空の画像を入れ替えてもらうと、
畑まで芝生に変わっている(笑)。
庭に寄ったアングル。
植えたばかりのアオハダが綺麗。
もっと寄ると、
リビングが庭に大きく開いている感じがよくわかる。
休日になると家族みんな、ウッドデッキの利用率が高くなる。
道路側外観。
カーポート横にカツラが植えてある。
カーポートを建築本体といかに馴染ませるかという課題は、設計者にとって頭の痛い課題で、
建築と切り離して独立させる、屋根勾配を合わせる、周りをドライな感じに仕上げる、
と言ったあたりが解決策になる。
LDK。
広さとしては24帖で、中央の丸柱でゆるく全体のゾーンを分けている。
LDK2。
撮影用に引き戸を閉めているが、実際はいつも開きっぱなしで使っているはず。
引き戸を開けると・・・主婦感動のサニタリースペースが隠されている。
ここは非公開。
LDK3。
片流れの勾配を利用してロフトを設けている。
ここは子どもたちが自由に使えるように壁の仕上げはシナベニヤ。
ダイニングの背面にタタミスペース。
横からスリット状に光りが入り、風がよく抜ける。
薪ストーブはPECAN。
玄関のシューズボックスも製作して建築のテイストに合わせている。
最後に、
やっぱり庭。このスペースの心地良さは誰もが共有出来ると思う。
建築は、自然から我々の生活を守るためにつくるシェルターだが、
だからといって、外部の自然環境を全て遮断してしまって、
内部に人工環境を作り出せば良いという訳ではない。
・・・設計としては遮断する方がはるかに簡単だが・・・、
敷地条件を活かす、という事がもっとも環境に配慮した建築になるはずで、
建築というモノ自体は経年のなかで劣化していくが、
住まいに入ってくる、風や光は劣化する事はない。