H邸の現場では、断熱材がほぼ終わり、
一緒に気密シートと石膏ボードも貼っている。
平屋で天井が高いので、同じ場所で異なる作業をする方が効率が良いらしい。
当然普通は、同じ作業を繰り返す方が効率が良いが、
建物形状に合わせて臨機応変に作業手順を変えるところがプロ、という感じ。
現場が進むにつれて、広々としたH邸の様子がわかるようになってきた。
広々と言っても延床面積は30坪と、標準よりもむしろ小さいくらいの住宅だと思うが、
その中に日当たりのとても良いLDKや大きめの土間が一つの空間としてつながり、
実際の広さ(坪数)よりも広がりのある住まいになっている。
広さは施主にお金を出してもらわないといけないが、
広がりはボクが知恵を出せば良いので簡単。
動線が短くて済むコンパクトな住まいが、
使いやすくてエコロジーな住まいだと思う。