石岡・旭台の次は那珂市・瓜連の検査。瑕疵保証の構造体検査なので、
ボクが行かなくてもオーヌキさんだけで検査は可能だが、
年内も今日が最後なので立ち会う事にした。
平屋なので、柱の金物も小さかったり、2階の床もないので、検査も簡単。
大工さんももちろん金物を入れ忘れているところも無い。
(監督さんがチェック入れてるのかもしれないが)
構造体の金物は、細々としたものもたくさんあるが、大きく分けると、
・土台と柱を緊結させる金物(基礎と柱を緊結する場合もあり)
・柱を梁を緊結させるL型の金物(柱と梁の接合するところに見える金物)
・梁同士を緊結させる羽子板状の金物(梁の丸い穴に羽子板が入っている)
・柱と筋交いを緊結させるプレート状の金物(筋交いと柱の接合部に見えるプレート)
の4種類。この4種類を使って柱の上に横架材(梁や桁)を載せて積層し、
最上部に屋根を支える小屋組(直角三角形の部分(笑))を載せるのが木造の構造になる。
写真で梁と屋根を支える短めの柱(小屋束という)を緊結している金物が見えるだろうか。
コの字型になっており、小屋束が柱から抜けないように引き抜き防止に入っている金物。
これがカスガイ。「子はカスガイ」の語源。語源になるくらいだから、
相当昔から使われている金物なんだろう。
そもそも別物の二つを末永く結びつけているのがカスガイで、
家庭では、子どもの存在がカスガイ・・・。
建築の勉強をしている時にはこんな語源を覚える事も楽しかった記憶がある。