昨日1/30は、東大野G邸のオープンハウスの日。
(※写真入れ替えました。ストーブの写真がピンぼけしてると指摘があったので(笑))
あいかわらず続く寒さにもかかわらず、
20組近く東大野まで集まって頂き、ありがとうございました。
今回は竣工1年後のオープンハウスとあって、
実際に毎日G邸で暮らしているご家族から、
どうやってボクと出会ったか、どんな風に設計を進めていったか、
実際住んでみてどうか、住んでから分かった事、など、
生の声を聞いて頂く事が出来たと思います。
どんな住まいにも、それぞれ複雑な条件があります。
家族構成、予算、敷地条件、
暮らしのイメージや専用住宅なのか店舗や事務所などとの併用住宅なのか、等々・・・。
それらの複雑な条件を整理して、限られた予算の中で、
最大限暮らしやすい住まいを提案し、実現するのが「建築家」としてのボクの仕事。
G邸にはG邸の条件があり、その条件に対する答えを、
昨日のオープンハウスで見て頂きました。
一方で、住まいづくりには、常に不安がつきまとってくる不幸な時代になりました。
建築主に住まいづくりのプロはいません。ほとんどの家族にとって初めての経験です。
初めての経験にもかかわらず、対する相手は建築施工のプロ、
不動産のプロ、みなその道のプロばかり・・・。
まとものやり合って勝てるはずがありません。勝者はいつもプロ・・・。
法律上、建築主の代理として業者と戦ってくれるのが「建築士」です。
建築設計の仕事には、「建築家」としての職能と「建築士」としての職能があり、
このバランスが崩れると、良い住まいは出来ないと考えています。
住まいづくりとは、単に「家」というモノを買うのではなく、
家族みんなの暮らしの青写真を創りあげる事。
自分たちに合った住まいはどんな住まいか、安心に住まいを作るにはどうしたら良いか、
一緒に考えていければ良いと思います。
後悔しない、身の丈にあった住まいづくりのお手伝いが出来るように、
これからもオープンハウスの機会を設けられればと思いますので、
是非ご参加ください。
最後になりましたが、竣工一年後にもかかわらず、
オープンハウスを行って頂いたばかりでなく、ユーモアを交えながら、
分かりやすい説明、感想を言葉にして頂いたG邸ご夫妻に、
あらためて感謝いたします。本当にありがとうございました。
一日も早く、念願の料理教室が開講出来るよう願っております。