A邸の敷地は北側と南側で接道しているので、
アプローチの北側から、早くも外構工事がスタートしている。
今は駐車場のゲートと物置の基礎に取りかかっているところ。
駐車場にカーポートを設置する場合、
カーポートの素材感が住まい本体の素材感と合わないため、
アプローチから見て本体とカーポートが重なって見えないように、
敷地全体の配置計画を考えるようにしているが、
今回は完全に重なるため駐車場にゲートを設けて、
カーポートの違和感が極力おもてに出てこないようにしている。
建築の設計にはたくさんのセオリーがあって、
そのセオリーは、勤めている時に先輩など周りの人から学ぶ事も多いし、
実際に見た建築から学ぶ事もあったり、自分で考える事もあるが、
難しい設計全体を破綻なく納めるためには、
設計者の頭の中にたくさんのセオリーがどれだけ入っているかによる事になり、
結局はその設計者がどれだけ深く設計について建築について、
学んできたか、考えてきたか、によると思う。