今年も残すところあとわずか・・・。
言うまでもなく、今年は建築を生業とする者にとっても、そうでない人にとっても、
とても忘れられない一年でした。
平成元年から16年間大阪に住んでいたので、阪神大震災の起きた1月17日の、
あの途轍もなく大きな、今までに経験した事のない激しい揺れも忘れる事はありませんが、
ボク自身は、二度目の大震災を経験した年になりました。
現在、住宅の設計を主に行っている建築設計事務所としては、
この二度の経験を設計に活かし、家族にとって大事な財産である住まいを、
地震から守る事はもちろんのこと、いかに被害を最小に食い止めるかを念頭に置き、
今後の設計を工夫していきたいと、考えています。
今年も多くの住まいを設計させて頂きました。
○竣工
スキフロ2、旭台W邸、瓜連H邸、日沢T邸、高場Y邸、美原N邸、下大賀N邸
○現場
高場S邸、小原O邸、田彦O邸、馬渡K邸、湯崎K邸、旭町N邸、中丸町S邸
本来、年内に竣工するはずだった高場S邸、小原O邸は震災の影響により工事の遅れ、
旭町N邸や湯崎K邸なども着工が遅れたり、高場Y邸にいたってはまだ外構の塀が手つかずと、
県内には至る処に震災後遺症がある状態です。
今後も施工サイドと協力して、少しでも工事が前に進むように努力していきますので、
来年もよろしくお願いします。
宇津建築設計事務所
宇津義和