スキフロ2は当初、軒の出の無い四角い外観だったので、
外壁はガルバリウム鋼板としていた。が・・・、
ある日突然出された要望が「外壁を板貼りにしたい」と。
ボクとしてはもちろん、最初から板貼りで軒の出の無い2階建ての場合、
後々メンテが大変なので、板貼りへ変更するのは反対したが・・・、
「ずっと・・・自分たちの住まいを大事にする心を持ち続けたい」という、
設計屋に対する殺し文句を言われ(笑)、
それでも内心は「ガルバでも大事にしてもらって良いんだけど・・・(苦笑)」と思いつつ、
そこまで言われては期待に応えない訳にはいかないので、
板を荒板にして塗装のノリを良くしたり、最初から自分で塗装してみたりと、
今後に備えて出来る限りの事をしているところ。
今日はその第一回目の外壁材の塗装。
東海村の平原にあるオーヌキさんの工場にところ狭しと広げられた杉板。
全部で300枚弱くらい?あるだろうか。
朝から施主と八木下くんのふたりで塗装して、
ボクが現場に13時半に着いた時には3分の2くらい作業済み。
で、さっそく監督さんが出来映えチェック(笑)。
やはり荒板は塗装しやすく塗装のノリが良い。
荒板と言っても、顔をこすっても怪我しない程度なので、
今後、外壁を板貼りにする場合は荒板をお勧めする事にしたい。
ボクから見ると良い出来映えだったが、監督さんは不満なのか・・・、
ついに自分で塗装を始めた・・・(笑)。荒板は、子どもでも塗装出来るくらい、
塗りやすい仕上がりだという良い事例になったはず。
監督さんは、この事を宿題の日記に書くらしい(笑)。
片面だけ塗装すると、乾燥するうちに反りが出てくるので、
明日は裏面にも塗装する予定。