自然素材をメインにした住まい

かすみがうら市の安食M邸は、自然素材にこだわった住まい。あと10日ほどで晴れて引き渡しとなる。まだこれからの台風の影響を考えると予断を許さないが。

 

外観は片流れの屋根で、自然素材という言葉のイメージとはほど遠い(苦笑)モダンな外観のシルエット。

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壁の仕上げはアイカのジョリパット・マイルドプラスターランダム。プラスターと名が付くくらいなので、漆喰をイメージした塗り方。外部の素材は耐久性重視で自然素材は木製玄関ドアやウッドデッキ以外は使用していない。

 

逆に内部はほとんどがいわゆる自然素材。

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床は無垢のナラ材、壁は本漆喰、腰板と天井には杉。フラットの天井には土を原料とした塗装も。造作の家具や建具はさすがに出来てからの狂いを考えシナ合板を使っている。

 

これが壁に塗っている本漆喰。

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自然素材というと全く化学物質が入ってないかのように考えられるが、よーく見ると「F★★★★」と記載がある。

 

★が4つなので、非常に化学物質の少ない材料であるが、わずかではあるが微量に、

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この基準内の化学物質が含まれていることになる。

 

自然素材というと何でもかんでも盲目的に健康に良いと考える人もいるかもしれないが、実際は無垢のフローリングだってどこぞの怪しい国で作られた床材かもしれない。健康のために自然素材にこだわるのであれば、やはり素材自体の原産地にまで拘らないと意味が無いように思うが、実際、市場に流通している自然素材はそのあたりが不明な事が多い。なので、ボク自身は自然素材を使うメリットはその素材の持つ風合いと考えている。

 

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宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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