真壁の住まい

一般に、今どきの住まいのほとんどが、構造である柱や梁が仕上げ材の下に隠れてしまう、所謂「大壁」と呼ばれるつくり方になっている。ボクの設計している住まいもしかり。反対に構造材が見えるつくり方を「真壁」と呼び、今でも和室などは真壁にするところがある。大壁も真壁もどちらが良いとか悪いとかではなくそれぞれ一長一短あり、どちらかと言うと、主流は完全に大壁になっている。A邸はその真壁の住まい。オール真壁っていつ以来かなーと記憶を辿れば、もう5年前になる湯崎M邸以来。

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真壁と言ってもさすがに長押をいれるといかにもなので、開口部の必要箇所に鴨居を入れているだけとしている。

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こちらはまだ下塗りのプラスター。下塗りなので当然塗りムラはあるが、意外にこのテクスチャーも良い感じで、そもそも石膏ボードだってプラスター(石膏)固めてボードにしているんだから、これも大いにありな左官材。でもプラスターのままだと汚れるのかな?今度現場に行ったときに左官の職人さんに聞いてみよう。

 

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宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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