木工事検査

一通り木工事が進んだので、予定通り今日は監督さんとボクによる立会検査。

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まずはお約束?の玄関収納棚の棚板と棚柱の位置のズレ。初めての大工さんに多い間違い。

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監督さんから大工さんへの指示は「棚柱と棚板の隙間は3mm」と指示済みだったはずが、4~5mmの隙間があるようなので、棚板は全部作り直すことに。

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洗面カウンターの集成材がカケているので交換。

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全般的にまだ棚板のカット面がささくれがあったりするので、作り直す時の注意に。

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カウンター角の面取り寸法にバラツキがあるので統一させる。

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ベッドが入るようにとの監督さんの配慮で丸柱の位置をずらして製作したが・・・逆に・・・入らなくなるので丸柱の位置は図面通りに。

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キッチンカウンターの棚板は棚柱ではなくダボで受ける仕様なので、ここだけは3mmの隙間ではなくほぼぴったりに棚板は作り直す。

 

今までの現場では見た目重視で、ほぼジャストサイズで製作した棚板が、実際生活していくと上下に移動がしづらいらしく、かなりの現場から後々、「棚板の幅を小さくして」と手直しが発生してきた経験により、最近は棚板と棚柱の隙間を3mm程度取るようにしているのだが、棚板の幅がそもそも小さめのところは、相対的に隙間が大きく見えて、そのあたりも今後の検討課題。

そして、今回壁の仕上げが塗装なので、耐久性を考えて収納の背板をシナ合板にしてもらったが、棚の枡目にピッタリサイズにシナ合板をカットして貼るのがいかに至難の業か・・・。棚だって微妙に水平垂直・直角もわずかにずれるわけなので、これも今後の検討課題。

いつも同じような仕様で設計していても、現場では色々と検討する課題もあり、やってみて初めてわかることも多く、だからといって不具合を残したままにする訳にはいかないので、監督さんと相談しながら、今後に活かすためにもダメなものはダメとすっぱり考えて手直しを進めていく。

 

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宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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