日当たりの悪い土地のプレゼン

昨日の午前中は新規のプレゼン。場所は旧笠間市の比較的混み合っている住宅地の中で、敷地は東西方向に細長く、南北の幅は10m程度しかない。しかも南側の隣地には2階建ての住宅が敷地一杯にたっており、都市部ならざらにある土地でも、田舎では珍しいくらい真冬の日照条件は非常に良くない(苦笑)。そんな土地だからこそ設計事務所の出番な訳で、小貫山T邸に続いて今回も中庭のある住まい。しかもコの字ではなくロの字の形をしたプラン。

断面の形状は、

plan20140831b.pdf_page_1

日照を最大確保出来るような屋根形状としている。これなら真冬でも快適な住まいになるはず。しかもこの中庭に風呂や洗面室など水回りも面しており、平屋の唯一の弱点である動線の長さも、中庭をぐるっと回れる事で解決出来ているスグレもの。

こう考えると、土地の条件って一体なんなんだろう?と思えてくる。一見日当たりの悪い土地でも、こうしてプランを考えれば、むしろ楽しげな住まいが出来るんだから。ただ・・・土地を買うとなると、あえて条件の悪い土地を買う勇気は・・・なかなか出ないと思う。

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宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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