かれこれ50軒を超えるくらい住宅の設計をしてくると、同居も含めて二世帯住宅も結構な軒数になってきたので一度整理してみたい。
一般に二世帯住宅の類型としては、「独立二世帯」「共用二世帯」「融合二世帯」の3つに分類されるらしい。「独立二世帯」は水回りと玄関全て2セットの住まいで、「融合二世帯」は夕食も一緒に食べる等水回りも玄関も1セットの二世帯住宅。「共用二世帯」それらの中間で夕食は別々だがその他お風呂や玄関は1セットの二世帯住宅。
で、今まで設計した二世帯住宅をこの3つのカテゴリーに分けてみると、
●融合二世帯・・・見川2S邸、日沢T邸、大みか町A邸、御旗前M邸
ちょうど現場が始まった佐和I邸を含めると、3つの類型それぞれ3~4軒ずつ設計した事になる。
もう少しだけ詳細に説明すると、
「独立二世帯」は上下独立と水平独立とあるが3軒とも水平に分離されている。上下階で二世帯を独立している住宅は今のところ無し。やはり、あえて独立二世帯を建てたい家族はそもそも敷地がゆったりしている事が多いためか。
「共用二世帯」は上下に分けて1階親世帯、2階子世帯が多くなっている。
3つともそれぞれ一長一短はあるので、あとは実際の家族の生活スタイル、親世帯子世帯の関係から、どんな二世帯住宅にするのか検討する事になると思う。