ラウンジピットのある平屋の住まい@水戸市見和

見和の現場では基礎工事も進み、型枠も外れたところ。

今週は金曜日に別の予定が入ってしまった事もあり、見和の定例を無しにしてもらったが、

中丸町の現場に行く前に基礎の出来型だけ見ておく事にする。

 

既に基礎の断熱材も貼られている。

20120426mm1

ここはリビング中央に設けられたラウンジピット。リビングより床が200mm下がっている。

合板型枠の立ち上がりは薪ストーブの遮熱壁で、この前にストーブが置かれる。

M邸は平屋の住まいなので、こういう床に座る生活に向いているのかもしれない。

 

平屋と言うと、とかく広い土地が必要だと考えがちだが、M邸の敷地面積は65坪。

水戸の分譲地としてはごくごく一般的な広さだと思う。

 

幸い、この敷地で許容される建ペイ率が60%で、65坪×0.6=39坪までは1階の面積が確保出来るため、

30坪の平屋+ビルトインガレージという、車も含めて平屋の生活が出来る住まいを提案出来た。

 

しかし、65坪の土地に建ペイ率一杯に平屋を建てて、日当たりは大丈夫か?と思われるはず。

当然これは施主にも何度も聞かれた(笑)。

 

実際、M邸の南側の土地に住宅が建ったとして、その住宅の北側壁面は、

20120426mm2

手前の木の棒が置いてあるあたりになる。この棒からM邸の南側の外壁までの距離を測ると、約7.5m。

 

この7.5mという距離は近所の2階建ての住宅とほとんど変わらない距離で、

20120426mm3

ここの隣棟間隔も約7.5m。

そしてM邸の場合は、M邸側が平屋の分、住宅との間の挟まれている感じが少なくなるので、

より広く感じるはず。

 

平屋の場合は2階建てと比べて、居室への日照や生活動線などが複雑にからみ、

さらに平屋はブサイクなプロポーションの住まいになりがちで、

敷地の条件によってはプランニングが難しくなっていくので、

「出来れば平屋にしたい」という震災以降の現在の傾向は、ボクとしては大歓迎。

 

完成予想パース

mmパース600

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宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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