薪ストーブの暖かさは、他に代用出来るものが無いのは百も承知だけど、
やはりある程度、時間に余裕がある人でないと、その恩恵を受けにくいのが薪ストーブ。
でも・・・、本当はめちゃくちゃ仕事が忙しくて、朝早い時間に家を出て、夜も遅く帰宅する、
そんな人の住まいにこそ、「火」を入れてあげたい。短い時間でも忙しさから解放されて、
少しでもゆっくりする時間を感じられる、そんな火のある生活を提案出来ないものかと、
ずっと前に考えたことがあって、その第一候補がペレットストーブだった。
U邸の暖房を考えていた時もペレットストーブを調べたが、
やっぱり暖かさは薪ストーブの半分くらいで主暖房には役不足だし、
そもそも機構上、どうしてもファンを回して空気を給排気するので、
薪ストーブユーザーであれば誰でも知ってる、あの、音が静かで・・・時折、
薪が燃えるパチパチっという音くらいしかしない、静かに燃える炎にはほど遠いので、
諦めていたペレットストーブ。
でもどうしても火を入れたい場合に、なんとか良いペレットは無いものかと、久々に調べてみると・・・あった。
ライカというペレットストーブ。
ソープストーンをふんだんに使ってペレットなのに輻射暖房。
暖房能力も10kWという事は・・・約8600kcal。ネスターマーティンのS43が12000kcalなので、
2/3以上の能力もある。炎も薪ストーブに一番近いようだ。茨城県内にも取扱店がある。
気になるのは少しデザイン臭く(苦笑)、ボクの設計した住まいにはカッコ良すぎて合わない感じ(苦笑)。
で、早速実機があるか問い合わせをしてみると、残念ながら展示品も販売してしまい、
今は店頭に置いていない。輸入元に行ってみるしかないか・・・、青森だけど(苦笑)。
ライカほどでは無いが、メンテを考えると国産もありなので、国産の場合はシモタニのオルコットあたりか。
こちらは宇都宮に販売店があったので、早速実機を見に行ってみると、
思ったより暖かい。上のルーバーから温風が出てくる仕組みになっている。
炎も今まで見た機種より大きめで(写真の炎は小さいけど)、炎の雰囲気としてはバーナーっぽさは改善されている。
こちらも十分使える感じ。能力的には6500kcalで、やっぱり薪ストーブの半分くらい。
ただしガラス面以外は触っても火傷する事はないので、子どもがいる家庭でも不安はないし、
写真のように炉台も遮熱壁も不要。
気になる費用の方は・・・、
設置費用はライカだと、薪ストーブと同じくらいで80万~100万くらいかかりそうだが、シモタニだと50万くらい。
ペレットの使用量はおおよそ1時間で1キロくらいらしいので、朝晩で8時間燃やしたとしても、
木質ペレット価格がキロ60円くらいとして、一日500円くらい。
燃料の購入、供給が手軽なところは言うまでもなく薪ストーブより全然手軽。
これで本来であれば県内産のペレットが生産されればなおさらエコロジーで良いんだけど、
今のところはカナダ産とかになるのが今ひとつしっくりこないところ。
でもやはり、ライカはかなり気になるので、う~~ん日帰り青森旅行決行かな~(苦笑)。
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