18時よりスキフロ2(スキップフロアでつながる住まい2)のストーブの様子を伺いに行く。
スキフロ2も引き渡してはや半年。他に何か不具合が無いかどうか、
点検兼ねてオーヌキさんにも同行してもらう。
薪ストーブの使い始めの頃、特に多いのは不完全燃焼による煙、臭い、
黒い煤によるガラスの汚れ、などの苦情。苦情と言うか・・・、
こちらとしては苦情にもならないくらい原因ははっきりしていて、
ただ単に、焚き方がヘタというか、慣れていないだけ。
要するに焚き方の塩梅がわからないだけで、特別難しい事はないが、
塩梅の加減は、電話やメールだけでは解決しにくいので、
ボクが一軒一軒訪問して実際に使い方を見てもらう。
スキフロ2のストーブはPECAN。デザインもシンプル、機構もシンプルなストーブで、
ボクの好きなストーブの一つ。ガラスを見ると、使っている回数に比べてずいぶん汚れているので、
ここもおそらく不完全燃焼を起こしており、十分に部屋が暖まっていない様子。
ストーブを焚くのは、焚き始め30分の勝負で、注意事項としては、
1.7~8センチくらいの太さの薪を2本入れる。
2.焚き付け用の端材を5~6本薪の上に置く。
3.着火剤を煙突への入り口に近づけ煙突に暖気を通してあげる。
4.端材の上に着火剤を置き、端材に火を付け、着火剤の上にも細かな端材を置く。
※手元に鉈を用意しておき、端材を細かく割り、十分な量を入れるのがコツ。
※焚き付けを一気に燃やす事が出来れば一番下に置いた薪も暖まり、火が着いてくる。
5.焚き付けが十分燃え始めたら5センチくらいの細めの薪を入れる。
※このへんまでは空気は全開。
6.最後に入れた薪が十分燃え始めれば安心。
※空気も少し絞り、ストーブの天板が所定の温度に達するまで焚き続ける。
※空気を多く入れすぎても、ストーブ内部へ温度の低い空気がたくさん入るだけなので注意。
こんなに書くと薪ストーブを使うのってさぞかし面倒な感じがするが、
慣れてしまえば、いちいち考えなくてもこの通りに扱えるようになるので、
心配する必要は無いと思う。
30分もすれば、
良い感じに燃え続けてくれるようになる。
PECANの使い方でわからない事がある場合は、迷わず「薪作り名人を目指して」のサイトへ!(笑)。