昨年の8月下旬のこと。東海村役場へ船場H邸の農地転用申請と都市計画法29条申請を提出したあと、農業委員会から「農振地区には入っているので除外申請が必要です」と連絡が入った。

最初に現調をした時に、本来は役所に行って農振地区に入っているかどうか確認するのがボクの仕事のはずだが、農地とは言え、前面道路に村の公共下水道は入っているし、敷地となる畑の周囲にも家が結構建っているのを見て、最初から農振には入ってないと決めつけて、その後も一切、農振かどうか調べなかった。そして、農振地区から当該申請地を除外する申請の受付期間は年間通してたったの2回、4月と10月だけしかなく、審査期間も半年かかる。

当初、ボクが想定していたスケジュールは、8月下旬に農転を出して、10月から工事に着工して今頃はもう建物が完成している頃。それに対して農振除外が必要になったため、10月に農振除外を出して、正式に審査が完了して申請が全て完了するのが4月半ば頃、そこから工事に入り、完成するのが9月末。完全に工程が半年間遅れる事になった。

これはもう100%、ボクのチョンボ。大失態。

すぐに施主にも施主の御実家にも農振除外が必要なこと、工程が半年ずれてしまう事、ボクのミスであること、全て洗いざらい説明して、10月の除外申請提出に向けて作業を始めることになった。出せばほぼ問題無く申請が認められる農地転用申請と比べると、過去にも一度、農振除外が出来なかった経験もあり、ハードルがかなり高い申請なので、9月10月と東海村役場へは何度も何度も通った。案の定、実家で持っている農地の中に簡単に住宅が建てられる農地があったりと、農業政策課の窓口レベルでOKが出るまで、申請書をかなり訂正が必要だったが、なんとかかんとか窓口で受け付け可能なところまで、10月の半ばくらいまでかかり、ようやく10月下旬に農用地区除外申請を東海村に受け付けてもらう事が出来た。

受付後も多少訂正や追加の資料を求められたが、大きな指摘もなく、そして待つこと3ヶ月半、待望の「除外見込み通知」がボクの手元に届いた。これから縦覧するが何も無ければほぼ間違い無く除外出来る見通しとなった、という通知書。これでようやく次の申請が可能になったので、本日、半年かかった農地転用申請と29条申請の提出に東海村へ。

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本当に見飽きるほど通った感があるこの役場(苦笑)。見込み通知が出たので、先に農転と29条を審査して頂き、4月の除外申請が正式に下りるのと同時に農転と29条が完了する。その間に長期優良住宅の申請も進めておいて、29条が終わり次第、残りは確認申請なので4月中旬あたりから着工出来る見通しがようやく出来た。

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あとはこの半年間を無駄にすることなく、色々な事を前に進めようと、ちょうど札幌の仕事も終わったので、札幌並までとは行かないが青森くらいならカ軽くクリアするくらいの断熱性能に変更し、ここが札幌で使った木製玄関ドアをこちらで使う第1号となった。

施主からも御実家からも、3月末に契約して4月に除外申請は出せなかったんだから結果は一緒、と怒ること一つせず、暖かい言葉でかけて頂いたが、取り返しの出来ないミスをボクがしたことには変わりは無い。このご家族のためにも、これから竣工まで何もトラブル無いよう、慎重に業務を進めていこうと思う。

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