笠間W邸改修

20081029.JPG 笠間駅近くにある木造平家建てを改修中のW邸。 昭和40年代の住宅なので、当然筋交いも入っていたいため、 耐震上の安全性がアップするような改修工事を行っている。 昔の住宅は南側の開口部がやたらと多いため、 構造的なバランスが悪い建物が多く、 バランスを取ろうとすると、どうしても南側に壁を設けないといけなくなって、 窓が従前より小さくなる。 W邸も居間南側の掃き出しサッシが従前は幅9尺あったが、 どうしても6尺に縮めて耐力壁を3尺追加する必要があった。 写真の開口部の右側が追加した壁。 開口部の幅が6尺になったので、6尺全部引き込めるようなサッシに変更したところ、 従前の9尺4枚引き違いの時より、不思議と開放感がある。 壁と壁の間にサッシが出てこないと、幅6尺でも十分開放性がある。 これで庭をもう少し手を加えてあげると、結構良い感じの縁側になる。

コメント:

About Me

宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

Recent Posts

カテゴリー