水曜日は隔週で一級製図の講師業の日。いつもなら午後から講義になるが、
今日は今年度最初の模擬試験のため9時前に教室入りなので、
その前に来週末に完了検査を控えている中丸町の現場へ。
外部の塗装や樋も取り付けられ、外周りはウッドデッキなど外構的な要素を除き出来ている。
内部もこれからいくつかの造作家具を作れば、あとはクロスなどの仕上げ、設備の取付で、
なんとかぎりぎり間に合う感じ。
学校に行ってからは、今日はいつもより講義時間が長いので、宿題の添削をしても時間が余るはずなので、
受講生たちと同じ時間にプラン作成。
もちろん答案例を見る前に別案を作成してみる。
同じスタートラインに立ってプランを作成してみると、受講生たちへの指導ポイントが改めて見えてくる。
なぜ彼らはより複雑なプランに入ってしまうのか・・・。
理由は簡単で、「複雑な寸法は使わない」という単なる固定的な思い込みがあるためで、
言われれば「あ、そっか」程度の事でも、それを自分の力で振り切る事がなかなか出来ないので、
いつの間にか学校の答案例のように、「寸法は簡単、プランは複雑」になってしまう。
本来は「プランをシンプルに」とだけ考えれば良いだけなんだが。
再来週の前半戦最後の講義にはこのあたりの思い込みを無くす、まとめの講義をしてあげて、
いよいよ発表になる今年の課題を待つ事にしよう。
それにしても、昨日は公務員、今日は講師と、いつ設計の仕事してるんだ?って、
いろんな人から言われそうで怖い(苦笑)。
{socialbuttons}