今日から震災で被害を受けた建物の復旧工事が2ヶ所始まった。
一つは旧笠間市内の三洋堂書店。元々ボクが設計監理したわけではないが、
オーナーがボクのお袋の床屋のお客さんなので、面倒見る事になった。
旧笠間市内は結構地盤が悪く、ここも基礎は杭基礎。
そのおかげで建物自体は傾いていないが、廻りの地盤が下がっており、
給排水の配管が破断していた。後ろのフェンスの基礎のCBを見ると、
どれくらい下がったか、すぐにわかる。駐車場の車止めブロックも傾いている。
内部も直せる所を直して、先行してレンタルだけリスタートする予定。
二つ目は水戸・白梅の住宅。
老夫婦二人でお住まいで、地震により少し住まいが傾いている。
傾きは直す事が出来ないので、これ以上傾かないように、
筋交いを増設・補強して耐震性能をアップさせる工事に入る。
幅2間あったDKとリビングの間に耐力壁をつくっているところ。
筋交いを入れて金物で固定したので、ご夫婦もかなりご安心された様子。
生憎、大工さんにはスケジュールが一杯一杯のところに、
無理無理補強工事を押し込んでもらったので、
次回は少し日を空けて一気に工事を進める予定。
合間に瓜連へ行って外構工事を確認。
土留めの工事が進んでいる。配筋が終わってベースのコンクリートを打設中。
相変わらずここのところは、ほとんど事務所を不在にしている状況で、
おまけに今週の水曜日から、一級建築士の製図の講義も始まるので、
何だかんだと慌ただしい日がしばらく続く感じ。
家に帰ると、amazonに注文していた造園のバイブル「日本の樹木」が届いていた。
初版は1985年らしいので、もう26年前。造園屋さんに行くと、
どんな木か説明される時に見せられるのが必ずこの本で、
欲しいと思って書店で探しても見当たらないので、ネットで検索して発見。
当然、新品はどこにも無しで、amazonで中古品を購入。
当時の定価4800円なのに、販売価格は5000円強(苦笑)。
でも想像以上に綺麗な状態の本だったので大満足。
同系列の「野草」の本は一昨年増補版がでたようなので、
こちらもそろそろ出るかもしれない。