サイディングに現場塗装で仕上げる

今までも、無塗装版のサイディングを貼って、リシン吹付で仕上げた住まいはいくつかあった。今時の住宅は工場で仕上げた窯業系のサイディングが主流だが、現場吹付のメリットは好きな色味に出来ること、劣化しやすいシール部にも吹付する事で保護出来ること等々、コストを抑えつつ、シンプルでかつ自由度の高い外壁が作れるので、住宅の仕上げとしては、ボクは好きな外壁。

今回はリシン吹付ではなく、ローラー塗装。違いは吹付の場合、外壁面にツブツブが出来るが、ローラーは平滑に仕上がる。もちろん、現場で職人さんが塗装するので、平滑に仕上げる事の方が難しいはず。本日いつも通り、午後から現場定例。

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外回りは全て黒。塗装の品番としては日塗工のN-15。ただし、最終的にはバルコニーの手摺り部分に木製の縦格子が付く。

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真っ黒。綺麗に真っ黒。

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現場塗装とは思えない綺麗な黒。この外壁、14mmの無塗装版なので、金物で固定するのではなく、釘打ちしているので、その釘の頭を一個一個ポンチで叩いて出っ張らないようにしてからパテ処理して、ここまで平滑に仕上げている。想像以上の綺麗さ。

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軒天の白とのコントラストがまた綺麗。

一方、内部はクロスのパテ処理中。

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壁はほぼ真っ白なので、床と天井の杉板が映えるはず。

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吹き抜けまわりの手摺りも完成。材料代はタダ同然の割に見た目以上に手間がえらくかかるという、現場にしては迷惑な手摺り(苦笑)。

来月中旬ごろにオープンハウスを予定してますのでお楽しみに。

 

(施工:大貫工務店)

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宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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