東海村石神内宿に建築中のA邸は今どき珍しいオール真壁(しんかべ)の住まい。通常は大壁(おおかべ)と言って柱・梁は全てプラスターボードを貼った壁・天井に隠れてしまうが、真壁は昔ながらの柱も梁も全て現しなので、大工さんの手間は格段に増える事になる。なにしろ隠さず全て丸見えなので・・・息抜き(手抜きではなく)が出来ないのもあるし、ただの真壁ならまだしも、色々と普通の真壁では考えないような細部の納まりを図面にしているところも多々あるので。
子ども室のベッドも出来てきた。
上段がベッド、下部は収納。上り下りは梯子になる。手摺をどうするか悩んだ結果、あまり繊細な手摺よりも真壁の住まいらしくちょい太めに。
床が上がっているところが和室になるところ。
和室とリビングとの仕切りは建具のみで、鴨居(かもい)上部のランマはオープン梁の上部もオープン。ガラスも無し。通常の真壁の住まいであれば鴨居に長押(なげし)をつけるが、もちろん長押は無しにして、そのかわり鴨居をそのまま横に長～く伸ばしている。
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