スキップ部分の壁の仕上げ

スキップフロアの住宅の設計を進めていく際、必ず悩むのがスキップ部分のデザイン。もちろん、そこがメインの課題であるので悩むのは当たり前だが・・・。特に一段上がっているスキップ部分の壁の仕上げが意外と悩ましく、スキップらしさを明確にするように仕上げを変えるのか、あまり強調せずに他の壁と同じにした方が良いのか・・・。一概にデザインだけで決められる話でもないので悩ましくなる。

 

東大沼町K邸の場合、

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スキップの下の壁は杉板貼りにしてスキップらしさを出している。まさに今日は棟梁が杉板を貼っているところ。通常、腰壁を板貼りにする場合は板を縦に貼るが、あえて横使いにして平屋の広がり感に合わせている、つもり・・・。仕上げを変えるのは、あくまで平屋のスキップの場合で、2階建ての場合は採用不可能。

 

K邸の現場も今月いっぱいで大工さんたちが抜ける予定なので、細かな家具もかなり出来ている。

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通り抜けの土間はタイルからモルタルに変更。壁に開けられた横長スリットには透明ガラスが入り、上部のトップライトから入る光を居住スペースに取り込んでくれる。建物全体が敷地条件の関係で東南に振れているため、トップライトを使いながら、多少なりとも直接光が入る窓を増やしている。これも平屋ならでは。

 

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宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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