雪国の住まいの設計

昨年12月に札幌へ現地調査へ行き、その後何度かプランニングの打合せを行い、先月末には先方に水戸へ来てもらってU邸など竣工済みの住まいをいくつか見て頂いて、正式に設計業務をスタートする事になった。

今まで設計した中で最も温熱環境的に厳しかったのが長野県須坂市で地域区分としては2地域、対して水戸近郊は4地域、県内では筑波山周辺の石岡市や筑西市が3地域になる。そして今回は一気に・・・1地域。

ただし、実際はその気温条件の厳しさよりも積雪降雪対策の方がはるかに課題としては重たく、寒さ対策はいつも通り、日照確保と断熱性能、暖房設備の3つを考えれば良いが、さらに屋根に降った雪をどこへ落とすか、敷地内に積もった雪をどこへもって行くか、薪はどこへ置く?、ビショ濡れの靴をどう乾かすの?、物干しはどうする?給湯設備は?エアコンの室外機?融雪設備って???という状況で考える事一杯で嬉しくなる(苦笑)。

そんな課題テンコ盛りの状況ではあるが今のところは、

パース20150131 DSCN6713_020

とにかく雪は一カ所にまとめる、と決まっているのはそれくらい(苦笑)。あとは・・・雪が多くなる前の今年の11月末には完成するのが目標。そして意外に困った事になったのがスカイマーク問題か(苦笑)。頼むからこれ以上便数減らさんといてくれと祈るばかり。

遅くとも7月から工事に着手したいので、これから4ヶ月間で設計をまとめる事になる。幸い便利な時代で設計打合せは全てビデオ会議で行うので余程の事が無い限り北海道行きは現場監理に入ってからだが、8月9月は一級の製図とこちらの木工事の佳境が重なるという、あまり考えたく状況・・・(苦笑)。

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宇津義和 代表兼設計士

茨城県水戸市宇津建築設計事務所 代表の宇津です。お気軽にご相談ください。

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